私の、「師匠」です。
19歳インターンの時に、お世話になった東京杉並区「Green Pia」末次先生です。
今も現役、娘さんと二人で頑張っていました。
当時、先生はちょうど、今の私の年齢だったとか。
25年ぶりの再会でした。1Fサロンが定休日だったので、2Fの自宅ピンポン。
最初は「呼び出しホン」にも、半信半疑で、
10分近く、ドアの前で立ちんぼでしたが。
サロンに下り、時間が経つにつれ昔話で、盛り上がりました。
25年って、会話してると半分くらいに感じます。
人間、「忘れる」っていいますが、沢山の「引き出し」があって必要な時に
出し入れできるようになっているので、「忘れた」わけではないんです。
不思議に当時のサロンの間取り、スタッフの顔、会話の内容まで、出てきますね。
シャンプーも、ろくに出来なかった時代に、反比例して希望・理想は高く、
振舞っていた私。当時の先生に聞いてみました。
男性スタッフが二名で、女性社会だったので、いつも反攻していましたが、
「若いネ〜。」くらいしか思われていなかったらしい。
「期待は、無かったのか〜?」って。無いよね〜19歳のガキだからね。
初めて、美容師としての給与を手渡しで先生からもらった茶封筒。薄かったな〜
手取り65,000円なり。(2万円は講習費で引かれてたから)
家賃42,000円。風呂・トイレなし。6畳一間。銭湯220円×30日。コインランドリー代キープ。
美容道具代2万円。
でもサバイバルっぽくて、「生きてる」感じが、飢えることで感じられたときでした。
すべてが、現在の糧になっています。本当に美容師の「母」でした。
末次先生・社長ほんとうに「あなたたちの子」でよかったです。
もうひとつ思い出がありました。
静岡の親父の誕生日が5月。初任給でお祝いを買うと決めてたが、1万も予算が無い。
「時計付きライター」を購入。手紙を添えて郵送しました。「愛してるぜ〜」って内容でさ。
今でも、親父は、壊れたライターと一緒に、その「ラブレター」を持っていること、
私は知ってるんがけど、親父は気づいているのかいないのか。
来月も、誕生日なんですが、19歳からプレゼントを毎年しているので、
あげるものが底をつきました。
何か考えておきます。
何かありますかね??