「3つの真実」
人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密”/ 野口嘉則
「愛の意味を探している人」
「幸せな生き方を求める人」
「自分の大切な人を幸せにしたい人」
そんな貴方にオススメしたい一冊・・・とのコト( ,,-`д´-) デス
あらすじは・・・
「達成を強く信じ
プラス思考で前進すれば目標は必ず達成できる!」
この言葉をスローガンとし
創業から常に目標を達成し、事業を拡大してきた主人公。
しかし、ある日突然
社員の裏切りで会社は大ピンチに!
仕事に振り回された影響なのか、家庭もうまくいっていない。
そんな絶望的な状況で悩んでいた主人公の前に
謎の老人が突然現われる。
「ある人から頼まれて、君を助けに来た」
謎の老人との出会いが
主人公の人生観を大きく変えていく・・・以下、抜粋
老人の教え
人生に問題やピンチはつきもの。
それらに出会ったときにどう生きるかで人生は大きく左右される。
混乱しているようでは、ますます自体を悪化させかねない。(P.47)
混乱する根本的な理由は一つ。
自分の中心軸が定まっていないから。(P.48)
多くの人間が自分が望む現実とは逆の現実を創り出してしまう。(P.53)
もし人生でそれを繰り返したくないなら、
『人生を通じて最も望むものはなにか』をはっきりさせること。
はっきりさせることが、中心軸を定めることになる。
多くの人間は『自分が人生で最も望んでいるものがなにか』を知らない。
それゆえに、
起きる出来事に振り回され、感情や衝動に流されてしまう。(P.54)
多くの人間は、
自分の感情に気づいていないために、感情に振り回されている。
逆に、
自分の感情に気づくと、その感情に支配されにくくなる。(P.153)
「感情を感じれば開放される」(P.156)
もっと明るい人生にしたいと望むなら、
感情はそのまま感じ、思考を変えていくようにすればいい。(P.162)
人間の行動の動機は、
突き詰めていくと愛か恐れのどちらかしかない。
このことを知ると、
自分の行動の背後にあるものを理解できるようになる。(P.74)
恐れに支配されないためには、
まず自分の中の恐れを認めることが必要。(P.77)
人間は、恐れによって行動するとき、幸せから遠ざかっていく。
本当の幸せは、「愛に生きるとき、もたされる」(P.81)
愛とは、相手の幸せに貢献したいと思う気持ちのこと。(P.170)
相手の幸せに貢献しようとするとともに、
相手の感じていることを尊重することができれば、
相手をコントロールしたくなる気持ちも手放せる。
人は自分のことを変えられたくはない。
わかってほしい。尊重してほしいのだ。(p.172)
大切なのは、
相手が自分と違う感じ方や考え方をすることを尊重すること。(P.173)
怒りが沸いてきたときは、
それが恐れからきていることを思い出し、
「自分は今、恐れているんだ」と認めること。
その時点で怒りに支配されにくくなる。
さらに自分を安心させる言葉を自分にささやきかけてやるとよい。(P.168)
人に認められることを目指すということは、
周りの人間の価値観に振り回されることになる。(P.70)
自尊心を自分で満たすことができたら、
人からの評価を恐れなくてすむ。(P.82)
行動や行為のことをDoing(ドゥーイング)という。
そして、その結果得られるものをHaving(ハビング)という。
DoingもHavingもその人自身ではない。その人の付属物だ。
その人自身のことをBeing(ビーイング)と言う。
Beingとは、人の存在そのもののこと。
人間はDoingやHavingばかり評価されると、
自分の存在、つまりBeingが不安になってくる。
「そのままの自分ではダメだ」と思えてくる。(P.85)
「愛にあふれている幸せな人」は
どのように人生を送っているのか、ということを
主人公と老人との対話を通して教えてくれる本です。
自分の「生き方」の長い月日は、
「現在」立っている「環境」にどう真剣に向き合っているか?
「介入」の浅さ・深さで岐路が分かれてしまい、気がついた時には
「気がついた時点」までの「人生」には帰れないし、
無駄になってしまうんです。
本のタイトルにもなっておりますが
「愛と幸せと豊かさ」
人それぞれに感じる「
愛」「
幸せ」「
豊かさ」の中で
独りではない人生に添うべく人を見定めた時
行動(Doing)や
その人が手に入れたもの(Having)だけでなく
その人自身の存在(Being)も評価していこう!というコトですね。